口腔機能低下症
メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームと同じように、歯科では「オーラルフレイル(口腔の虚弱)」が問題視されています。これは、「滑舌低下」「食べこぼし」「わずかなむせ」「咬めない食品が増える」「口が乾く」など、少しお口の機能が低下した状態です。放置しておくと、全身のフレイル(虚弱)に陥りやすく、要介護へと進んでしまいます。 オーラルフレイルの状態を把握するために、2018年4月からオーラルフレイルの正式な診断名である「口腔機能低下症」の検査が健康保険に導入されました。 口腔機能低下症の場合は、患者さんの状況に応じて、歯科治療(虫歯、歯周病、入れ歯など)、口腔清掃指導、入れ歯の手入れの指導、毎日のお口のトレーニングの指導などを行うことが必要です。